こんにちは。リノベーションプランナーの中田です。
7/11(土)、7/12(日)に開催しましたリノベーション完成見学会の様子と一緒にお宅のご紹介をしたいと思います。
造作小上がりスペースや玄関と個室の壁に設けた室内窓など、お施主様のアイデア満載の、こだわりのお家です。
見学会の風景と一緒に味わっていただけたらと思います!
目次
【リノベーションDATA】
築約33年のマンションをリノベーションされたお住まい。LDKあわせて27帖のゆったり空間に小上がりを設けた“リラックスリノベ”です。近隣に住むお子様ご家族や知人が集まるときなど、小上がりでくつろぎながら、対面キッチンからいつでも様子を伺うことができます。
平米数:88.27㎡ / 間取り:2SLDK / 家族構成:ご夫婦
こだわりの造作小上がりスペース!広々リビング・ダイニングでいつでも団らんできる空間に
今回のリノベーションで特徴的なのが、リビング・ダイニングに設けた小上がりスペースです。
せっかくオーダーメイドで仕上げた造作小上がりですので、既製品のような、“取ってつけた感じ”が出ないように、フローリングに使用したオークを側面に張りました。
小上がりの床下は全て収納になっており、上から開けられる収納のほか、手前は引出し収納にして使いやすさも工夫しました。
吊り収納の下の板間も、実は引出し収納になっています。
既製品では出来ないことをふんだんに盛り込みました。
畳は、リノベーション畳という、樹脂の畳を採用しています。
樹脂の畳の良いところは、カラーの種類が多く好みに合わせて選べる点です。
この度は本来の畳のようなカラーを採用しましたが、ブラックやピンクなどモダンなカラーもございます。
また、本来の畳の場合経年変化で色褪せてしまいますが、樹脂の畳は色褪せず、お手入れがしやすいというメリットがあります。
小上がりは特にこだわったポイントで、工事中にも何度も細かい収まりについて、相談させていただきながら一緒に作り上げていきました。
側面の板張りや、手掛けの穴が目立たないような構造(床と小上がりの伱間に手を引っ掛け引出します)、板間に採用したスプーンカットのフローリング等様々なポイントでX様のアイデアを実現させていただきました。
キッチンやユニットバスなど何度もショールームに足を運んで選んだ最新の水回り設備
使いやすいキッチン&造作カウンター&収納の組み合わせ
10年間お手入れ不要のレンジフードと、お鍋やフライパンが入る深型の食洗機を採用しております。
また一番最初にお打ち合わせをした当初から、グローエ製の水栓を取付けたいとのご要望をいただき、スタイリッシュな水栓を採用させていただきました。
そして前編でもご紹介しましたが、キッチン前面には、カウンターと収納を造作。
キッチン→カウンター→リビング・・・と配膳がしやすく、朝食やコーヒータームはここで済ませられそうです。
収納の中は可動式ですので、食器を収納しても、リビングで使うものを入れても、用途にあわせてどちらの使い方もできますね。
お風呂はリラックス&ゆったりできるスペース
バスルームはゆったり寛げる嬉しいサイズ。
TOTOの「ほっカラリ床」はクッション性があり冬場でも冷っとしないのが特徴です。
また、楽湯はたっぷりのお湯で肩と腰を同時に刺激し全身を温めリラックス効果を生み出します。
シンプルで清潔感のある洗面室。たっぷり収納できる引き出しとモザイクタイルが特徴
2段引出しでたっぷり収納できる洗面室です。
重厚感があり、シャワー水栓でホース引出しが可能な、機能性・清掃性も兼ね備えています。
立ち上がり部にモザイクタイルを用いて、空間にアクセントをつけています。
トイレは壁の位置をずらし横幅を数センチ広げて明るく広い空間へ
タンクレスでスッキリと、掃除のしやすいトイレになりました。
背面と天井にはアクセントクロスで遊び心を取り入れました。
また、リノベーション以前はトイレが狭く、窮屈に感じていたのですが、壁の位置をずらし横幅を数センチ広げたことで、パッと明るく広い空間になりました。
その他にもこだわりのポイントたくさん!
趣味のお部屋!室内窓と照明で大人のかっこいい空間を演出
居室部分の一つは、青色のアクセントウォールとペンダントライトが特徴的な、大人のかっこいい空間を演出。
趣味のお部屋としてお使いいただく予定ですが、滑り出しの室内窓があるため閉鎖的な印象はありません。
室内窓を通して壁の向こう側(このお住まいは廊下・玄関)にも自然光が届くので、暗くてジメジメするような空間でも光と風が届くようになります。
室内の収納は建具を設けずオープンにし、居室の一部のように感じられ、より自由に使えるようになっています。
無垢の床材だからできる玄関框
通常、玄関と廊下の境目には「玄関框(かまち)」と呼ばれる部材を取り付けます。
大抵はフローリング材と別の部材を使用するのですが、この度はフローリングを加工して納めたため、玄 関までフローリングが続くような美しい仕上がりになりました。
既存ドアの塗装で風合いを再利用。思い出も残してコストも抑えて
経年変化で新築当初よりは黄みががっていたドアですが、思い出のドアでもあり、コストを抑えることも出来るという点から、交換ではなく、塗装仕上げにして再利用しました。
完成見学会では「交換した新しいドアかと思った!」と訪れた方皆様がおっしゃっていました。
最後に完成見学会・当時の様子を
いかがでしたでしょうか。
X様にご連絡をする度に、「とても快適に暮らしています、ありがとう」という本当に嬉しいお言葉をいただきます。
この度は、快く見学会をさせていただき誠にありがとうございました。
リノベーションをして全て生まれ変わるのも気持ちよいけれど、ずっと過ごしていたお家ですから、全て変わってしまうのは少しさみしいですよね。
X様のお住まいは、ところどころ昔のものを残しているので、時々懐かしさを感じつつ、暮らしていけるのではないでしょうか。
それは、リノベーションの良さであり、リノベーションでしか出来ないことです。
お客様の思いを大切に、お住まいづくりのお手伝いをさせていただければと改めて思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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