こんにちは。すみです。
本日はわたくしが担当させていただいております
川崎市高津区Y様邸のマンションリフォーム・リノベーションについてご紹介させていただきます!
目次
マンションのワンストップリノベーション@川崎市高津区。対面キッチン×小上がり×杉の無垢床が心地好いリノベ空間
Y様は物件探しから弊社にてお手伝いさせていただいておりまして、
中古マンション物件を購入、ワンストップリノベーションされたお客様です。
Y様邸はメインの空間に、対面式キッチンと小上がりがあり、さらに20帖以上の大きなLDKに杉の無垢フローリングが広がる、とても気持ちの良い空間です。
実際の完成はもう少し色味や仕様が異なるのですが、特徴となっている無垢床や小上がりは健在ですし、何よりお部屋自体の眺望や日当たりもいいのです!
物件選びから行えるワンストップリノベの魅力がつまったお住まい、完成が楽しみなのですが、
まずはリノベーション工事にて最初に行う、解体工事および大工さんによる木工事の様子をお伝えさせていただきます。
リノベーション計画中によく聞くけどそれって実際どのようなものなの?
というところを写真を踏まえながら少しご紹介できればなと思います。
少しでもリフォーム・リノベーション計画の参考になればなと思います!
スケルトンリフォームでの解体後は床下や天井など見えないところを観察できる絶好のチャンス
今回の解体後の現場の様子です。
ほとんどスケルトンリフォームとなりました!なにもない!(トイレしかない!)
スケルトンリフォームとは、「重要な骨組のみ残して、それ以外はすべて解体して、真っ新な状態から家作りをしていく」リフォームのやり方です。
(→スケルトンについて詳細を知りたい方はこちらの記事へ)
解体工事を終えると、普段見えないところがよーく観察できるので
実際に目で見て確認することができとても勉強になり、わたしは興奮します!
リフォームでよく聞く、“壊してみないと分からない”とは?
リフォーム・リノベーションは、もちろん現地をしっかりと見させていただいた上で、プラン・お見積りを作成、そして工事に進んでいきます。
また建物を建てた当時の「竣工図面」と呼ばれるものも見せていただきながら、リノベーション計画を進めます。
しかしながら、過去にリノベーションをしていて竣工図面から変わっていたり、
床下などの普段見えない部分については、想定と違うということが多々ございます。
それがリフォーム・リノベーション計画中によく聞く言葉「壊してみないと分からない」なのです。
しかし怖いものではございません!
(脅かしてしまい申し訳ございません。。。)
リフォームではこういったことがよくございますため、夢工房では、その際にはしっかりとお客様にご説明・ご相談をさせていただいた上で、
より良いご提案が出来るように努めております。
勝手にこちらの判断で進めることはございませんのでご安心ください。
(もちろん事前に「○○の可能性もある、その場合は解体後ご相談させてください」とお伝えさせていただきます。)
この度の川崎市高津区Y様邸のマンションリノベーションでも解体後に分かった事例がございましたので少しご紹介させていただきます。
今後のお住まいを考えて何が最適かをご相談
こちらはリビング側から洗面室・トイレ・ユニットバスの水廻りを見た写真です。
手前に洗面室、右奥がユニットバス・左奥がトイレという計画です。
リビングから洗面室へ段差がありますね。
水回りについては水・お湯・排水等の通り道を確保するため床下が上がっていることがほとんどです。
その場合「置床」と呼ばれる脚にゴムが付いていて遮音が取れているものを使用しているマンションが多くあります。(→遮音についての詳細を知りたい方はこちらの記事へ)
この度も置床であるという想定で、置床は既存を活かして上の仕上げ材だけ交換しようという計画でした。
しかし解体してみたところ、置床ではなく「木材で組んだ台」であることが判明いたしました。
遮音のゴムが付いていないことに加えて、木材の脚の部分が床下の土台(スラブ)に固定されておらず、上を歩くとがたがた・・・。
このままではリフォーム後に床鳴りがして、生活の不満や騒音問題などになりかねません。
そこで解体後にお客様にご相談させていただいた上で、こちらもゴムの付いた置床に交換することになりました!
場所は変わりますが、置床の設置後はこのような形となります!!
しっかりと固定されております。これでぐらつくこともなく、床鳴りの心配もなく安心して生活していただけます!
このような大規模なリノベーションの機会に、普段見られない床下もしっかり確認し、安心して暮らせるお住まい作りのお手伝いをさせていただけたら幸いです。
よく聞く“梁”とは何者?
次に「梁」について。
戸建てでもありますが、特にマンションリフォーム・リノベーションでよく耳にする言葉かと思います。
梁=「水平方向にかかり、柱と共に建物を支えている構造体部材のひとつ」です。
上の写真の右上をご覧ください。壁と天井の間に四角いでっぱりがあるかと思います。これが「梁」です。
マンションのコンクリートでできた構造体の梁のため壊すことができません。
こちらにはユニットバスが入りますので、「梁欠き加工」というような形でユニットバスの広さは確保しつつ、上だけ梁型になるよう壁パネルを加工する仕様となります。
こちらは本物の梁ではなくて、「梁型」と呼ばれるものになります。
天井の上の空間だけだと換気のダクトが通らず、ダクトが通る分だけ天井を下げて梁型を作っている状況です。
梁のように見せて天井に箱を作り、中にダクトを隠している、といったイメージです。
もちろん梁型が出来るのが嫌であったり、天井高が下がってもよいということであれば、その分一面天井を下げるという方法もございます。
梁型の大きさによっても、気になるかどうかが変わってくるところかと思います。
こういった場合にも、しっかりご説明・ご相談の上進めさせていただきます!
今回はトイレ背面において、お客様にご相談の上、最小限の梁型を作ることになりました。
快適な暮らしのための下準備*“先行配管・配線”
解体後、木工事に入る前にもう一つ大事な工程がございます。
リフォーム後に、快適に設備や電気を使えるように、水の通る管や電気の配線を行う
「先行配管」「先行配線」という工程です。
料理で言うと「下ごしらえ」のようなイメージでしょうか?
よって設備屋さんや電気屋さんは、リフォーム前半の解体後に仕込み作業をして、
工事後半の内装仕上がり後に器具付けをしてくれる流れで進んでいきます。
この工程のお陰で、不自由なく快適に生活が出来るんだなと入社当時に感動したことを今でも鮮明に覚えております。
上の写真はユニットバスの先行配管完了後の様子です。
水色配管 → 水
ピンク色配管 → お湯
オレンジ色配管 → 追い炊き
※追い焚きが2本あるのは給湯器までの往復分です。
ちなみにこちらがキッチンの先行配管の様子です。
綺麗にまとめて下さっております。頭が下がります。。。!
こちらに対面キッチンが設置され、キッチンからリビング・ダイニングが見渡せる素敵な空間になる予定です。
私も今から完成がとても楽しみです!!
リノベーションの過程も一緒に楽しみたい
現在は解体工事を終えて、壁を作ったり、床を張ったりといった木工事も進んできております。
上記の写真は、Y様邸のもう一つの注目ポイント「小上がり」の土台部分でございます!
夢工房では人気の小上がりです!
洋室の一角にあるだけで、少し和の寛ぎ空間を演出できますし、
内部は収納スペースとして活用できますので、とっても優秀なのです。
こちらも完成すると見えなくなる部分ですので貴重な一瞬です。
中間検査などでお客様にも現場にお立合いいただき、
リノベーションの途中経過も共有しながら進めていきます。
そんなリノベーションの過程も楽しみながら一緒に歩むことが出来たら、この上ない幸せです。
次回は完成の様子をご紹介したいと思いますのでどうぞお楽しみに!
またY様のように物件探しからのワンストップリノベーションサービスもございます。
ぜひご興味ございましたら、いつでもご連絡くださいませ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
すみ
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