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意外と知らない!?よく使う建築用語5選

リノベーションコラム「意外と知らない!?よく使う建築用語5選」

こんにちは。お久しぶりです!施工管理の早坂です。
突然ですが皆さんの職場には「業界用語」ってありますか?
どのお仕事にもその業界の人しか使わないような言葉ってありますよね。

ご存知の方も多いかもしれませんが、建築業界にも難しい業界用語がたくさんあるんです。
私も新卒の頃は現場の大工さんが何を言っているのかさっぱりわからず、何度も聞き返しておりました。

今回は、特に夢工房のリノベーションで頻出の「建築用語5選」について記事にしたいと思います。
頑張って分かりやすく書いていきますので、よろしくお願いします。

よく使う建築用語①「養生」

意外と知らない!?よく使う建築用語5選写真2

まずは初級レベルからです。
この「養生」という言葉を初めて見る方は「病気を治すようにつとめること」と思いますよね。
字も全く一緒ですし。
しかし、建築では全然違う意味で使っているんです。

建築用語での養生は「仕上がり部等をシートや板で保護すること」という意味なんです。

現場では必ずと言って良いほど行う作業ですし、打合せやお見積書などにも特に頻出の単語になってまいります。
皆様がお家をリノベーションする際にも使うと思うので覚えおいて損はないと思います。

ちなみに、自分の上司はよく「養生を見ればその監督の良し悪しが分かる」と言っておりました。
当たり前の作業ですが、自分も特に養生には気を付けて施工したいと思います。

よく使う建築用語②「サブロク」

意外と知らない!?よく使う建築用語5選写真3

続きまして、「サブロク」
文字に起こすと3×6と書きます。
意味は「3尺×6尺のサイズ」のことです。

尺とは、mmやcmが普及する以前に使われていた長さを図る単位で、
1尺=約30.3cmなんです。
ですので、サブロク(3×6尺)は910mm×1820mmということになります。
標準的なサイズの畳1畳分と考えていただけるとイメージしやすいと思います。

また一般的に壁面や天井の材料として使う石膏ボードや合板も、このサブロクサイズが標準サイズとして用意されています。

ちなみに、事業用の軽バンは後部にこのサブロクのサイズが確保できるように設計されていることが多いです。

よく使う建築用語③「入隅・出隅」

意外と知らない!?よく使う建築用語5選写真4

これを知っている人はもう業界人ではないでしょうか。
「入隅・出隅」=「いりずみ・でずみ」と読みます。

意味を言葉で説明するのが難しいので、写真で説明していきますね!
写真のオレンジ色の部分が入隅で、緑色の部分が出隅です。

・ほこりがたまりやすいところが「入隅」
・ぶつかると痛いところが「出隅」

というようにイメージしておくと覚えやすいと思います。

私たちは、壁紙・クロス工事の時によくこの「入隅・出隅」を使います。
基本的に壁紙・クロスは出隅にジョイント(接合部)を持ってきてはいけないとされているんです。
これは出隅にジョイントがあると剥がれの原因になりやすい理由からです。
なので、ちがった色や柄のものを使う場合など、異なる壁紙・クロスの貼り分けを考える際には、入隅で貼り分けるように考えていただけるとスムースです。

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よく使う建築用語④「笠木」

意外と知らない!?よく使う建築用語5選写真5

文字から何となくイメージできますでしょうか。
意味は「壁の最上端部に取り付ける材料のこと」です。
笠木(かさぎ)とは書きますが、その材料は箇所によって木材であったり金属であったり石材であったりします。

主に夢工房のリノベーションでは、キッチンの腰壁にタモの集成材を取り付ることが多いです。
一見細かい部分に思えますが、笠木の厚みや幅を少し変えるだけでもかなり印象が変わってくるので需要な部材の一つです。

よく使う建築用語⑤「はめ殺し」

意外と知らない!?よく使う建築用語5選写真6

いきなり物騒な言葉が出てきましたね。
実は「殺し」という単語、建築現場ではとても良く出てくる単語なんです。

建築用語での「殺し」は「不要な何かを使えなくする。閉じ込める。」という意味なんです。

ですので、はめ殺し窓はガラスをはめ込んだまま開閉できなくなっている窓ということになります。

現場ではよく職人さんが、「あの配線殺しておいたから」とか「その配管死んでるよ」などという言葉が交わされていたりします。
お客様が聞いたらびっくりしてしまいますよね。
自分も現場にいると使ってしまうことがあるので、気を付けるようにします。

まとめ

今回、「意外と知らない建築用語」として5語を紹介させていただきました。
皆様は知っている用語ありましたか?

普段現場では何気なく使ってしまっている言葉たちですが、改めて意味を考えたり調べたりしてみると、単語からは全く想像つかないものもあって自分は建築業界の人間なんだなと再認識しました。

今回は5語しか紹介できなかったですが、また機会ありましたら紹介させていただきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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