こんにちは、リノベーションアドバイザーの佐藤です。
今回は初めて、現場レポを書かせて頂きたいと思います。
今回レポさせて頂くのは、私が担当しております川崎市宮前区の戸建てのお住まいでございます。
夢工房にて不動産物件探しからお手伝いさせて頂いておりまして、この度、いよいよリフォーム・リノベーション工事が始まりました。
この記事では工事の第一歩、解体~木工事の様子をご紹介させて頂きます。
目次
ワンストップリノベーション@川崎市宮前区。ツーバイフォー(2×4)住宅リフォーム&壁一面の造作本棚をつくります!
今回のお施主様は、中古物件を探すところから工事まで行う“ワンストップリノベーション”の現場で、物件を探すところからお手伝いさせていただいているお客様。
最適な不動産をお探し、ツーバイフォー(2×4)の中古戸建てを購入され、リフォームすることになりました。
ツーバイフォー(2×4)住宅とは、簡単にお伝えいたしますと、軸で支える「在来」とはちがい、壁面で支える工法のことです。
一般的に耐震性・耐火性、断熱・気密に優れているといった特徴があり、お施主様もそういった部分をお探しする当初から重視されておりました。
比較的新しい工法で、東京都心や横浜など都市部にて浸透している木造住宅です。
大がかりな間取り変更がしづらいなど、制約の多いツーバイフォー住宅のリフォームは難しいといわれていますが、
お施主様は物件探しからお手伝いしているため、そこまで大きな間取り変更を行わずとも、ツーバイのメリットと最大限のリフォーム(たくさんの本をしまえる「造作本棚」など)を優先することが可能でした。
こういった選択ができるのも、「ワンストップリノベーション」の醍醐味といえます。
「解体工事」でお部屋の“ウラ側”のチェック!
お客様とリフォーム・リノベーションのプランを決め、いよいよ現場で工事、という際に一番最初の工事となるのが、「仮設工事」と「解体工事」です。
「仮設工事」では主に養生の設置が中心となります。工事では触れない箇所(既存の扉や設備を残す箇所など)については、工事中に傷や汚れが付かないよう、養生をさせて頂きます。
マンションの場合はエレベーターや廊下などにも設置をさせて頂いております。
「仮設工事」が終わると、いよいよ「解体工事」になります。
「解体工事」では、リフォーム・リノベーションのプランにおいて、撤去や交換が必要な箇所を解体して、搬出していきます。
例えば、フローリングを張り替える場合は、フローリングを剥がしていき、水廻りの設備を交換する場合はそれら設備を解体していきます。
特に壁や床の仕上げ材の向こう側や、ユニットバスの裏側など、普段見ることの難しい箇所を覗くことが出来るので、お客様も興味津々であったりします。
解体工事を行うにあたり、工事着工時にプランナーや設計担当、現場を監督する施工管理の担当にて、現地で解体をする箇所と、既存のものを残す箇所を確認します。
そして解体工事を進めていき、お客様にも解体後の様子を確認して頂きます。
解体工事の際に、キッチンやユニットバスも解体し、搬出していきます。
水廻りの設備は、給排水の配管や、換気のダクトなど、接続するものがいくつか発生しますので、設置予定の商品がしっかり接続できるよう、解体時に再度、確認をしております。
また、冒頭にも触れましたが、今回のお住まいは「2×4(ツーバイフォー)工法」によって建てられているお家で、表面のボードを剥がすと、このようにツーバイ材が確認出来ました(実は私は初めて見ました!)。
なお、この部分は間取りの変更は行わないのですが、壁面にデスクを設置するため、固定用の下地を仕込むために、表面のボードを解体しております。
リフォーム・リノベーション完成後の目玉は造作本棚!
解体工事が完了いたしますと、次はいよいよリフォーム工事の本番のひとつ、「木工事」に取り掛かります。
「木工事」は主に大工さんによって、新しい間仕切り壁や、収納棚、床のフローリングの貼付けなどを行っていく工事です。
木材や石膏ボードで新しい壁が出来あった時や、フローリングが綺麗に敷かれた姿を見ると、大工さんの職人技を実感致します。
さて、この記事でたびたびリビングの様子を載せておりますが、実はこのリビングの壁面に今回のリフォームの目玉、“造作本棚”を制作いたします!
まずは壁面に、本棚の背面となる壁紙(アクセントクロス)を貼ります。
通常は、「木工事」が完了した後の「内装工事」の段階で壁紙は貼っていくのですが、この箇所は壁紙の手前に本棚が設置されるため、先行して壁紙を貼りました。
壁紙を貼った後、集成材で本棚を組んでいきます。
大工さんの腕の見せどころですね。写真の箇所も窓枠と壁に綺麗に納まっております!
本棚が組みあがりました後は、塗装をします。
今回は自然素材によるオイル塗装を行いました。
写真の下部に少し写っておりますが、オークのフローリングも敷かれております。
塗装を終えるといよいよ完成が近づいて参りました。
ローズウッドの着色が素敵ですね。
背景の壁紙の色ともマッチしており、シックなテイストで仕上がりました。
早く本が並ぶ姿を見てみたいですね!とても素敵でしたので、写真をもう少し、載せさせて頂きます。
駆け足となってしまいましたが、解体から木工事の様子をご紹介させて頂きました。
写真ですと、一見簡単そうに見えますが、本棚作成にあたり、設計担当者や施工担当者、職人さん、そしてお施主さまと何度も打合せを繰り返して、“世界に一つしかない本棚”をカタチにすることが出来ました。
次はいよいよ「内装工事」と「電気工事」が始まります。
壁紙や照明が加わると、いよいよ完成間近となります。その様子はまた別の記事でご紹介させて頂きたいと思います!
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