こんにちは。リノベーションアドバイザーの佐藤です。
はじめての投稿で大変緊張しております。
本日はインテリアのテーマとしても近年人気の高い「北欧」をテーマに記事を書かせて頂きます。
なぜ突然北欧について書くのか!と言いますと、私は夢工房入社前に北欧の国の1つ、デンマークという国に滞在した経験がありまして・・・
その時に感じたデンマークの生活スタイルとインテリアがとても素敵で、ぜひその良さを多くの方に伝えたい!という想いから、この度記事を書かせて頂きました。
今回の記事では、北欧の国デンマークの紹介と、デンマークのインテリアでも特徴的な「光と照明」を中心にご紹介させて頂きたいと思います。
目次
まずは「北欧4か国」と「おとぎの国・デンマーク」をおさらい
北欧と一言にいっても、どの国のことかピンとこないことが多いかと思います。
一般的に、北欧と言いますと、東からフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、そしてデンマークの4か国を指します。
フィンランドは「ムーミン」発祥の地、スウェーデンは有名な家具メーカー「IKEA」の発祥の地、ノルウェーは壮大なフィヨルド地形でそれぞれ有名ですね。
そしてデンマークは童謡「人魚姫」や「赤い靴」などの作者で有名なアンデルセンが生まれた国です。
その他にも世界的な玩具「LEGO」や、伝統的な食器メーカー「ロイヤルコペンハーゲン」でも有名ですね。
そしてアント・チェアやセブン・チェアで有名なアルネ・ヤコブセン、PHシリーズで有名なポール・ヘニングセンの母国でもあり、インテリアにも大きく影響をもっている国であります。
デンマークの首都はコペンハーゲンです。
カラフルな街並みで有名な「ニューハウン」をはじめ、チボリ公園や人魚姫の像など観光地がたくさんあります。
人口は約60万人と、夢工房のある横浜市の6分の1程度ですが、コペンハーゲンという街の名前は「商人の港」に由来していると言われており、港町である点は横浜と共通していますね。
北欧の自然とインテリアへのこだわり
北欧の国々は、どこも高緯度に位置しており、とても自然にあふれています。
彼らは自然と付き合うことがとても上手で、気分転換に森林浴や海でリフレッシュすることもしばしば。
一方で高緯度に位置しているため、夏は日照時間が長い反面、冬は日照時間がとても短くなります。
クリスマスが近くなってきますと、朝は8時頃に日が昇り始め、午後3時を過ぎるとあたりが暗くなりはじめてしまいます。
一日の3分の1しか太陽が出ておらず、太陽も低い位置を動くので、陽射しが入りにくい気候です。
また、曇りや雨の日が多く、そういった面でも太陽の陽射しはとても貴重な恵みなのですね。
私が通っていた学校でも、デンマークの友人たちは少しでも太陽の陽が出ていると、校庭で日光浴をしていました。
そして屋内で過ごす時間が多くなるため、インテリアにこだわりやアイディアが豊富な方に多く出会いました。
なかでも私がとても素敵だと感じたことが、「光・照明」へのこだわりでした。
ここからは屋内での空間を演出するために、もっとも重要な要素の1つである「光・照明」を中心に、デンマークで感じた北欧スタイルをご紹介します。
北欧で感じた光・照明との付き合い方
リフォームやリノベーションを考える際、ついついキッチンやトイレ、洗面などの水まわりや、フローリング・壁紙などの仕上げ材に興味がいってしまうかと思います。
もちろん、それらもとても大切な要素なので、十分に検討してリフォームやリノベーションを楽しんで頂きたいと思います。
しかし、ついつい忘れがちな要素として「照明」があります。
リフォームやリノベーションはいろいろと考え、決めていくことがとても多いので、最後の最後、照明のことになると、「とりあえずシーリングライトでいいかな」、とか「ダウンライトがシンプルかな~」と考えてしまいがちです。
しかし、光や照明は部屋の雰囲気を演出するのにともて影響の大きいアイテムなのです。
私がデンマークで出会った人々も、光や照明を使って、その空間や時間の雰囲気を楽しんでいました。
私が通っていた学校のフリースペースです。
ペンダントライトやスタンドライト、スポットライトにキャンドルと様々な光・照明が使われていました。
そしてガラス面を大きくとり(断熱効果の高い複層ガラスでした)、少しでも多く陽の光を感じられるよう工夫されていました(カーテンもありません!)。
部屋全体も北欧らしくシンプルにまとめられていて、学校のさりげないスペースでしたが、インテリアへのこだわりを感じました。
こちらは学校の廊下です。
照明の光で直接明るくするのではなく、壁を照らすことで、柔らかな光、空間を演出しています。
この廊下はエントランスや教室、食堂などのパブリックな場が集まる建物と、私たち生徒たちが寝泊まりするプライベートゾーンが集まる建物を結んでいるのですが、他の通路や教室より少し暗くなっていました。
暗い通路を通ることでパブリックとプライベートの気持ちの切り替えが出来ると、個人的には感じておりました。
照明には、ライフスタイルや動線の役割を強調する使い方もあるのですね。
最後にコペンハーゲンの市街地の様子をご紹介します。
先でもご紹介した通り、コペンハーゲンでは冬が近づくと、早い時間から日が暮れて辺りが暗くなってしまいます。
その暗さを楽しむために、コペンハーゲンの街中にはイルミネーションのような光の演出がされはじめます。
日本のイルミネーションも素敵ですが、コペンハーゲンのイルミネーションは北欧らしい、どこか可愛らしく、身近な感じがします。
そして街中には、照明器具やキャンドルを店頭に並べるお店が多く見られました。
まとめ。北欧の暮らしや考え方、北欧風インテリアを取り入れて住まいづくりを楽しもう
駆け足になってしまいましたが、北欧の国・デンマークの紹介と、光・照明との付き合い方についてご紹介させて頂きました。
デンマークでは、ほかにも“hygge(ヒュッゲ)”という時間・空間の楽しみ方があったり、豊かな自然を満喫するための工夫があったり、そして素敵なデザインのインテリアや建築があったりと、毎日が新鮮な日々でした。
そのご紹介はまた次の機会で!
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