本日はこれから初めてお家のリフォーム・リノベーションをしようかなと考えていらっしゃる方に向けて、重要になってくる費用・ご予算のお話をしたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します!
目次
リフォーム・リノベーション工事にかかる費用は大きく分けて4つ
お部屋事例を詳しく見る> 「welcomeな家」
ご希望の工事内容やリフォーム・リノベーション会社を検討する際、
まず考えるのがリフォーム・リノベーションにかける費用・ご予算のこと。
まず費用の項目を見てみますと、以下の四つに分けることが出来ます。
- ① 仮設費・解体費
- ② 商品・材料費
- ③ 職人さんの工賃
- ④ 諸経費
それぞれの詳しい説明はこれからしてきますが、極力費用を抑えつつ、こだわりの詰まった快適な住まいにしたいですよね。
戸建て・マンションの違いや、設備のグレード、建物の築年数等によっても変わってきますので、一概にいくらで出来るとは申し上げられませんが、
部分リフォームの場合100万円以下~フルリノベーションの場合1,000万円を超えることもございます。
それだけ大きなお買い物で、一生に何度もする機会があるわけではないのがリノベーションです。
後悔せずに快適な住まいづくりができるよう、まず「どのような費用がかかるのか?」ということをご説明させていただきたいと思います。
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リフォーム・リノベーション費用の内訳① 仮設費・解体費
まずはじめに「仮設費用」「解体費用」についてです。
「仮設費用」・・・既存部分の養生費用、資材をお部屋まで運搬する費用、完成後のクリーニング費用 etc
例えば「リビングのフローリング張替えと壁の珪藻土塗りをする」という場合。
基本的にフローリング張替えの方が先に工事をしますので、その後の珪藻土塗りの際、床材を傷つけることがないように丁寧に養生をさせていただいております。また資材の運搬費用としましてはマンションの場合、
「エレベーターの有無」、「階数」が重要になってきます。大きな資材を運ぶ場合、上階にお住まいでエレベーターがないようなマンションでの工事ですと、多少割高になります。
そしてリフォーム・リノベーション完成後には工事中の粉塵や埃などをきれいにするため、クリーニングに入らせていただきます。
これもお部屋の広さによって、金額が変わってまいります。「解体費用」・・・壁、フローリング、設備などを解体するための費用、解体した材etcを搬出・廃棄するための費用
使えるところは活かして、リノベーションをされたいという方が最近は非常に多いように感じます。
(わたしは物持ちがいいほうなので、その考え方は個人的にとても共感します。。。!)
既存を活かす部分が多ければ、その分こちらの解体費用は抑えることができます。
(お風呂やキッチンなど排水・ダクトが関係する工事で見えない部分が老朽化している、というケースもありますので、その場合は活かせる・活かせないをご提案いたします!) -
リフォーム・リノベーション費用の内訳② 商品・材料費
お部屋事例を詳しく見る> 「リノベという選択」
次に商品や材料の費用です。
こちらはリフォーム・リノベーション費用の中で大きな割合を占めており、比較的イメージしやすい項目だと思います!キッチン・UB・トイレなどの水廻り設備の商品や、
フローリング、珪藻土、クロスなどの内装関係の費用、
またクローゼット内部の枕棚、可動棚や照明器具など、細かなところまで夢工房ではご提案させていただいております。特に床のフローリングやフロアタイル、壁、天井の塗装やクロスなどは、住まいの中でも大きな面積になりますので大切な部分かと思います。
例えば珪藻土を使いたいけれど、費用が。。。という方は、リビング・寝室のみにするとか、
収納内部の見えない部分はクロスにするなど費用を抑える工夫はたくさんございます!また最近のおすすめは。。。建具を減らすこと!です!
各部屋の入口にある扉やクローゼットの扉。
フルリフォームの場合すべて交換となりますと、数が多い分なかなか費用がかかってきてしまいます。そんなときには、一部をロールスクリーンにしたり、上の施工事例(のウォークインクローゼットの入口)のように、アーチ開口や枠のみ(無目枠:むめわく)にすることはいかがでしょうか?
壁や建具できっちりと仕切るよりも、やんわりと空間を仕切ってくれますし、
お部屋どうしの風通しをよくしたり、アクセントにもなりますよ! -
リフォーム・リノベーション費用の内訳③ 職人さんの工賃
リフォーム・リノベーション工事は本当に多くの職人さんの手仕事によって成り立っています。
工事内容によって作業をする職人さんが変わります。壁を作ったりフローリングを張ってくれる大工さん、
キッチンタイルや土間タイルを張ってくれるタイル職人さん、
珪藻土や漆喰を塗ってくれる左官職人さん、
無垢の棚・玄関の上がり框(かまち)・外壁などの塗装をしてくれる塗装職人さん、
電気配線やスイッチ・コンセント・照明などの取り付けをしてくれる電気職人さん etc本当にたくさんの職人さんと一緒にお住まいづくりをさせていただいております。
面積が多く施工にかかる工程が多ければ、その分職人さんの人数や時間もかかってきますので、その分費用もUPしてまいります。最近の現場でのすみ感動ポイントをご紹介いたします。
※上記のフローリングを張っている写真をご覧くださいませ。こちら無垢のナラ材(オーク)なのですが、無垢フローリングは呼吸をしております。
湿気を含んでフローリングが膨らむことを想定し、あらかじめ緑色の「スペーサー」と呼ばれる名刺程度の厚みの道具を挟みながらフローリング張りをしております。ん~これはかなりのひと手間。
いやサン手間くらいでしょうか。
このような手間を惜しまずに丁寧に進めてくださる職人さんたちに感謝です。 -
リフォーム・リノベーション費用の内訳④ 諸経費
最後にリフォーム・リノベーション工事にかかる諸経費・現場管理費です。
諸経費とはプロジェクトに関わるスタッフの人件費やデザイン費、通信費、また現場にお伺いさせていてく交通費や駐車場代などのことを指します。
現場管理費とは設計通り&お客様のご要望通りに進んでいるか工事進行の監督をする現場監督の人件費となります。
リノベーションにかかる費用相場
リノベーションを検討し始めたら、まずはざっくりとでも費用相場を知って、見通しを立てたいですよね。以下ではSUUMOさんが実施された2019年4月時点リフォーム実施者調査より、費用相場をご紹介します。
※こちらは一般的な内容をご紹介しています。夢工房の費用とは異なりますのでご注意ください。
マンションリノベーションにかかる費用相場
相場は600万円~2000万円
※リフォーム面積60㎡~80㎡程度の場合。
標準的な仕様の場合に約600万円~約800万円
ハイグレードな仕様の場合は約800万円~約2000万円
ハイグレードの場合は、無垢材や漆喰・珪藻土などの自然素材や、ハイグレードなキッチン・UB設備などを使用した場合が多いようです。
参考:https://suumo.jp/remodel/soba/rm_renovation/
戸建てリノベーションにかかる費用相場
相場は約800万~約3000万円
※リフォーム面積70㎡~120㎡程度の場合。
築20年程度までの場合に約800万円~1500万円
築20年超の場合は約1500万円~3000万円
古くなると、耐震補強や断熱工事など、工事の範囲が広くなるためです。
参考:https://suumo.jp/remodel/soba/rm_renovation/
事例に見るリノベーション費用
500万円以内
事例をもっと詳しく見る:Case.71遊び心のある住まい
【500万円以内でできること】
・内装のリフレッシュや、水廻りの交換が可能です。
・自然素材も、部屋や範囲を選んで施工できます。
・既存を活かして自分好みのインテリアが実現します。
こちらのおうちは、リノベ箇所は少ないものの、和室の押し入れを改装してWTC+ロフト+ボルダリングという遊び心満載のスポットを作ったり、一部をインナーテラスにしたりと、メリハリをつけてリノベーションを楽しまれています。
※施工当時の費用です
500万円~1000万円
事例をもっと詳しく見る:Case.70カフェのようなLDK
【500万円~1000万円でできること】
・一部間取りの変更や収納計画が可能です。
・自然素材も、広範囲に取り入れることが出来ます。
・建具や家具などを交換し、新しいインテリアテイストが実現します。
こちらのおうちは、水回りと和室を中心にリノベーション。キッチンをコの字型からⅡ型に変更、タイルや腰壁にこだわり、カフェのようなおしゃれな空間に仕上げています。隣接する和室は洋室に変更し、お子様も安心して遊べる無垢床を採用しています。
※施工当時の費用です
1000万円以上
事例をもっと詳しく見る:Case.73北欧風 ヒュッゲな空間
【1000万以上でできること】
・全面的な間取りの変更・自然素材の利用が可能です。
・間取り・設備を一新させ、トータルデザインが可能です。
こちらのおうちは、間取り・設備も一新し、全面的にリノベーションしています。無垢床・珪藻土などをふんだんに使っています。音楽好きなご夫婦に合わせて有孔ボードやインナーサッシで防音性抜群のお部屋を作ったり、水回りに回遊動線を作ったりと、こだわりが詰まったお住まいです。
※施工当時の費用です
費用を抑える方法
「こんなにかけられない…。」とあきらめるのはまだ早いです!夢工房のお施主様は、様々な工夫をされて理想の暮らしを楽しまれている方が多いです。
以下では、賢く予算内に収める方法をご紹介します。
やりたいことを明確にする
お施主様が口をそろえておっしゃるのが「やりたいことを書き出して、明確にしておく」。まず初めに「どうせ無理だろう。」等と思わずに、いったんやりたいことを書き出してみることをおすすめします。「プロに聞いてみたら意外と費用がかからないでできるものだった!」などということもよく聞きます。あとから削ることはできるので、まずはご要望をすべて書き出して、伝えてみて下さい。
メリハリをつける
すべて書き出したら、次は優先順位付け。リノベの過程で迷うことはたくさんあると思いますが、「絶対に譲れないこと」を決めておくと、後悔しない家づくりができます。
補助金を活用する
現在、国が補助金制度に力を入れているのをご存じでしょうか?
2022年から3年連続で大々的な補助金制度が設けられており、国の本気度が伺えます…。
例えば、キッチンやユニットバスなど、設備を1ヶ所交換するだけでも補助対象になる可能性も!
補助金の申請=面倒な手続き…と思われがちですが、補助額の試算や、申請時の必要書類の取りまとめや手続き等は工事施工業者が行います。お客様の負担も少ないかと思いますので、ぜひ依頼される会社に聞いてみてください。
▶【2024年】補助金を使ってリフォーム・リノベーション!補助金額や申請方法も解説。
予算や理想からアイデアを考えるのもリノベーションの醍醐味!
いかがでしたでしょうか。
リフォーム・リノベーション工事では内容にもよりますが、本当に多くの工程・費用がかかってきます。
まずは「これだけは外せない!」というこだわりポイントや優先順位を明確にすること。
工夫次第で費用を抑えつつ希望を叶えることも可能でございます。
社内でもよく設計士やリノベーションプランナー、施工管理の間で
「もっとこうしたら〇〇様の要望が叶うのではないか」「ここを減らして、ここに費用を使ったらどうか」など
費用感とご要望との兼ね合いを工夫する声が飛び交っております。
そんな時間がたまらなくわくわくするのです。
それをお客様にお伝えして「そんな解決の仕方があったんですねー!」と喜んでいただけると、やっぱりとっても嬉しいものです!
キレイにかっこよくするだけならそんな必要もないのかもしれませんが、夢工房では「ここのコストで、あの場所をもっとよくできたのでは?」なんて、もやもやした想いをしていただきたくありません!
お客様のイメージに一歩近づいて、また考えて、近づいて、、、。
高ければよいものができるでもなく、もちろん安ければいいでもなく、本当に大事なのは「適正価格」を見つけることではないでしょうか!
理想の住まいを一緒にわくわくしながら、考えて、つくっていきましょう!
費用のこと、プランのこと、ぜひお気軽に無料相談会に足をお運びいただけたらと思います。
素敵な出会いを楽しみにお待ち申し上げております!
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