こんにちは。設計デザイナーの太田です。
施工事例のCase.81はご覧頂けましたでしょうか?
白い壁に囲まれたオープンキッチン。レトロな雰囲気のグリーンのタイルが素敵ですよね。
リノベーションでキッチンがどのように生まれ変わったのか、工事中の写真をお見せしながらご紹介させていただきます。
目次
キッチンリノベーションの工事過程をご紹介
解体してスケルトン状態へ
こちらが工事前のキッチンです。壁に囲まれた独立型のL型キッチンでした。
四角いアーチがどことなくレトロな雰囲気です。
間仕切り壁や天井を解体して、まっさらなスケルトン状態にしていきます。
キッチンの間取り変更に重要な配管工事
解体が終ったら、最初に設備屋さんが新しいキッチンのシンクからPSの縦管のところまで給水・給湯・排水の管をつなげていきます。
今回は直床といって、二重床ではなくコンクリートスラブの上に直接フローリングなどの仕上げ材を貼る構造です。配管は床下ではなく壁をふかしてスペースを作りその中を通します。
特に排水管は水が流れやすいように1/50勾配を取りながら配管していきます。
床・壁の仕上げ
設備配管と電気配線が終ったらボードを張って壁を仕上げていきます。
床の真ん中に配管が立ち上がっていますが、ここが新しいシンクがくるところです。 (写真右)
完成!キッチンの組み立て
壁と床が仕上がったらキッチンを組み立てていきます。
今回のキッチンはウッドワンというメーカーさんのペニンシュラ型のキッチンです。
無垢パインで出来たパネリング材を腰壁部分に丁寧に張っていきます。
レンジフードや水栓をつけて、完成!
リビングを向いた明るい対面キッチンが出来上がりました!
ペニンシュラキッチンとは?
今回、工事過程をご紹介した「ペニンシュラキッチン」とは、
キッチン本体の左右どちらかに壁がついた形のことを言います。
「ペニンシュラ」とは「半島」という意味。
対面式のため、キッチンに立ちながらお部屋をよく見渡せるオープンなレイアウトです。
▼キッチンの種類について、詳しく解説した記事はこちら
リフォーム・リノベーションで参考にしたいキッチンの種類と選び方!5つのレイアウトと特徴を実例解説!
ペニンシュラキッチンがおすすめな人
LDK を一体にして広く見せたい方におすすめです。
また、反対側からも囲めるのでアイランド型のような使い方もでき、お子さんやお客様と賑やかにお料理をされたい方にもぴったりです。
アイランド型と違う点は、コンロが奥まっているところ。油はねも気になりにくく、キッチン近くを通る際もコンロの火を気にしないで済むのが良いところです。
ペニンシュラキッチンの注意点
今回の事例のように、キッチンの形体を変更する場合、「配管のルートに問題がないか」を確認します。
マンションの場合は、キッチンとダイニングの間に大きな梁がある場合が多いので、
「レンジフードが梁に干渉しないか」「排気ダクトのルートが確保できるか」なども確認します。
「私の家でも、ペニンシュラキッチンはできる?」と思われた方は、ぜひプランナー・設計士に聞いてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
築年数の古いマンションでも、リノベーションで理想にかなった住まい造りが可能です。
夢工房ではお客様の理想のお住まいになるよう、プランナー、設計士、施工が一環となってリノベーションをさせていただきます。
リノベーションにご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。お待ちしております!