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一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~

リノベーションコラム「一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~」

こんにちは。リノベーションプランナーの遠藤です。
最近、炊き込みご飯にはまっています。炊飯器ひとつで色んな具材を入れて野菜もたんぱく質もバランスよく取れるので楽ちんで美味しく一石二鳥、このあいだは炊飯器で炊くエビピラフをつくったところ美味しくてちょっぴり感動。しばらくマイブームになりそうです。

さて、今回は壁面の一部を違う素材や色に変えて空間に変化をつけるアクセントウォールについて。しかも珪藻土や漆喰を使うと綺麗な色を出せる!ということをご紹介したく記事を書かせて頂きます。

珪藻土や漆喰のアクセントウォールは塗装や壁紙と比べると馴染がなかったりイメージがつきにくいかもしれませんが、左官壁ならではの柔らかな風合いでとても綺麗な色味です。
カラーバリエーションも意外と豊富なので、ぜひ取り入れて頂きたいおすすめのリノベーション素材です。

珪藻土のアクセントウォールは「カラー珪藻土」を取り入れる!

珪藻土でカラーを入れる場合は材料自体にもともと色が付いている「カラー珪藻土」を使用します。
カラー珪藻土として夢工房で採用しているのはU-SELECTさんの「KEISOUDO」シリーズ。

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真1

↑「U-SELECT」HPより引用:https://www.keisoudo.design/

KEISOUDOシリーズの魅力的なところは何といってもあたたかみのあるマットな色味…!くすみカラーなのでナチュラルにお部屋に馴染みます。
ベースの珪藻土として夢工房が採用している「MPパウダー」同様、調湿効果や消臭効果があるのも信頼できるポイントです。

MPパウダーについての詳しい記事はこちらから↓
『リノベーション・新築にとり入れてみませんか?【珪藻土】自然素材のすすめ①調湿効果でここちよい暮らし』

サンプルを取り寄せられるので、何色かを比べて見ることができ選びやすいです。

↓フローリストの店舗にて。

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真2

グレージュ色がお花の鮮やかさを際立たせていて、アンティークな家具や木部とも合っていて素敵です…!
塗り壁や壁紙よりも高級感があるので、店舗に使って頂くのもおすすめです。

↓グリーン系の事例お写真。

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真3

こちらのお客さまは寝室にグリーンの珪藻土をチョイス。
壁2面をカラー珪藻土にして、その他の壁と天井にはMPパウダーを施工させて頂きました。
こての模様が照明の陰影で映し出されて綺麗でした。

↓全体だとこんな感じ。

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真4

フローリングや照明も相まって、シンプルでありながら特別感のある空間になりました。

↓洗面室やトイレに使って頂くのもおすすめです。

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アクセントカラーを入れる場所として洗面室・トイレも人気があります。
他のお部屋の壁はシンプルにすべて白で仕上げるけれど、あえて洗面室やトイレにだけ色を入れるという方も多いです。
洗面室やトイレがお洒落だと、来客がある時にも喜ばれますよね。
消臭効果もあるので最適です!

漆喰のアクセントウォールはベースとなる漆喰に色粉を混ぜる!

漆喰でカラーを取り入れる場合は、ベースとなる漆喰に色粉を混ぜて色をつくりだします。
夢工房では漆喰はスペイン漆喰の「エスタコウォール」を使用していて、そこに専用の色粉を混ぜて好みの色になるよう配合していきます。

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真6

↑ブルー系に配合したアクセントカラー。

漆喰のカラーは、珪藻土のカラーと比べると鮮やかではっきりとした色味が出るのが特徴です。
ベースの漆喰に色粉を混ぜるだけなので、漆喰の性能はそのままに色をお楽しみいただけます。
素地の色が珪藻土はアイボリーっぽいのに対して漆喰は真っ白に近いので、色粉を混ぜた時にも明るい印象になります。

(エスタコウォールについての詳しい記事はこちらから↓)
 『リノベーション・新築にとり入れてみませんか?【漆喰】自然素材のすすめ②衛生的で身体にやさしいエコ素材!』

↓エスタコウォールのカラーチャート

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真7

色粉を多く混ぜたり、少なめに混ぜたりすることによって同じカラーの色粉の中で濃い色を作り出したり薄めの色にしたりと調整をします。

↓キッチンに。黄色に配合した漆喰を施工。

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真8

施工事例をもっと詳しく見る> 「Smorky Slowly」

グレーのタイルに思い切って黄色の漆喰を合わせたキッチン。
パキっと鮮やかな色が目を惹きます。
さりげなく小物も黄色で揃えているのが素敵です。金物や照明の黒も引き立って見えますね。

↓薄いグレーのアクセント。

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真9

写真で見るとちょっと分かりづらいですが…こちらは床の間の壁の漆喰を薄いグレーに配合しています。

和室にグレーを入れることでモダンな印象になりました。
和室には昔から聚楽(じゅらく)壁という左官の塗り壁が使われることが伝統的に多かったので、同じ左官材の珪藻土や漆喰とも相性が良いです◎

漆喰に色粉を混ぜて施工をする場合、冬場に気温が5度以下となる時には「白華(はっか)現象」といってところどころに白いマーブル模様のようなものができてしまうことがあるので、冬場の寒い時期を避けて施工をします。
リノベーションの時期が冬場の場合は、素地の漆喰のまま施工をしておいて、暖かくなってからその上に色粉を混ぜた漆喰を塗るよう2回に分けて施工をします。

珪藻土と漆喰のカラーを使って一味違った空間づくりを

一味違った壁色に!アクセントウォールを珪藻土・漆喰で取り入れる?~左官仕上げだから出せる質感と色合い~ 写真10  

自然な風合いと色合いが魅力的な珪藻土と漆喰のアクセントカラー。
自然素材だからこそ出せる上質な美しい色合いは見ていると心も元気になるので、大切な空間や長く過ごす場所に好きなカラーを取り入れてみるのはいかがでしょうか?

ご参考となりましたら幸いです。
お読みいただき、ありがとうございました。

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