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【2階リビングの魅力】実例もご紹介。戸建て新築・リノベでのすすめ

リノベーションコラム「【2階リビングの魅力】実例もご紹介。戸建て新築・リノベでのすすめ」

こんにちは。設計の秋山です。
最近は、すっかり寒くなり街中もクリスマスの雰囲気を感じられますね~
クリスマス・年末とイベントがどば~~っとくる忙しいけど楽しいあの感じが大好きです。
よい年末年始を迎えられるよう、残り1か月程がんばっていきましょう^^

早速ですが本日は2階リビングの魅力についてご紹介いたします。
今回は、もともと1階にあったリビングを2階へ移動したリノベもご紹介します。
新築のみだけではなく、リノベご検討の方も参考になれば幸いです。

それでは どうぞお付き合いくださいませ!

実例!1階⇒2階にリビングの移動

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施工事例をもっと詳しく見る> 「我が家はひだまり」

図面でビフォー アフター

工事前・工事後の図面を見比べてみると分かりやすいと思います。在来工法2階建ての戸建てをリノベーションした際の図面を見てみましょう。

【before】2F
ビフォー(既存図)

一般的によくみる 2階に個室3部屋と、バルコニーが2箇所あります。
この間取りでも各部屋十分なお部屋の広さを確保出来て良いですよね。

【after】2F
アフター(プラン図)

工事後はこちら!
元々3部屋だった空間をリビング(将来主寝室スペースもあり)+書斎に分けております。

キッチンの向かいにカウンターを設けてお子さんの勉強の確認をしたり、朝食時などの忙しい際はパパっとキッチンからカウンターへお料理が出せてよいですね^^
そしてバルコニーが2箇所あるので風通しと採光が良く取れるのです。

もちろん耐力壁など構造上、壊せない壁もありましたのでそういう場合は筋交(すじかい)や柱などの構造材をあらわしにしています。

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あらわしの柱

壁に隠れていたお家の柱や筋交が、数年・数十年を経て、お家のアクセントのように現れる…新築にはないリノベならではの特徴です。
当時の釘や墨(寸法などを記載した線など)がありますがそれさえも味になっていて、木のあたたかみが感じられますね。

2階リビングのプラン時の注意点

1階から2階へリビングが移動したことにより、水・お湯・ガス・排水の管などを通すルートを確保・検討しなければなりません。
今回は1階天井の中や壁を排水管が通る計画にしましたので、水が流れるような勾配をしっかり確保しつつ外の配管へつなぎます。

また、2階リビングとなると1階が寝室や子供部屋になることがほとんどです。
排水管はお水が流れる音などがしますので、排管には音が目立たぬよう防音材を巻いて対応します。

▼耐力壁ってなに?についてはコチラ!
戸建てリフォームの“壁”。邪魔な耐力壁を取って部屋をつなげるには?
戸建てリフォームの“壁”②耐力壁は移動できる?実際の工事で解説。理想の大空間も夢じゃない!

2階リビングのメリット

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施工事例をもっと詳しく見る> 「集うリビング」

先ほど記載したことと重複する箇所もありますが、2階リビングの魅力を4つに分けてご説明いたします♪

①採光、採風がとれる。

1階リビングですと周りにはお家が並んでおり、太陽の光がお部屋の中まで入りづらい場合も。
しかし、2階リビングですと日中も太陽の光が入り、影になることが少ない場合が多くあります。
採風に関しても同じで、1階リビングですと周囲の環境に影響されがちで2階リビングと比べるとなかなかスムーズに風のとりこみが難しくなってしまいます。

また、土地的にお庭が難しい・・・という方には2階リビングはバルコニーとの相性もバッチリですよね。
バルコニーで朝食を食べたり、プランターで植物を育てたりするのも楽しみのひとつになるかもしれません^^

▼窓の役割:採光・採風について
【新築・リノベ窓選び】種類や特徴・メリット・デメリット①。プランに適した位置に窓を!

②天井を高くとることができる。

1階リビングは2階の部屋の高さや家全体の高さを考慮して天井を上げることは難しいですが、2階リビングの場合は状況にもよりますが屋根形状を活かして、上の写真のように天井高さを高くとることができます。居室空間を効率的に利用できますね。

また、1階リビングと比べると外へ視線を向けた際に視界を遮るものが少ないので眺望を楽しむことができたり、開放的な空間に近づけることができます。
都内などでは上記の理由で2階リビングを採用することが多い傾向にあります。

長く居る場所は開放的で居心地のよい空間にしたいですよね。

③プライバシーを確保できる場合がある。

こちらは条件が揃えばの話となりますが、道路からの視線や周囲の環境に影響されることなく過ごすことが可能です。
そのためには、計画時に隣家との窓の位置やお部屋の位置などをチェックしておくのも大切なポイントです。

④柱・壁を少なくすることができる場合がある。

1階は2階や屋根の重みを受けますが、2階は1階と比べると上階の荷重がかからない為、比較的自由な間取りにすることが可能です。
また、1階に個室を作るとなると必然的に壁や柱の量が多くなり、1階がしっかりとした造りになります。
こちらは木造在来工法の場合の話になりますので、工法により耐力壁移動の可否が変わってきます。ご検討中の場合はぜひご相談ください^^

▼在来工法 2×4工法について
物件購入前に読んでほしい!在来工法と2×4工法の違い

2階リビングの注意点

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施工事例をもっと詳しく見る> 「縦の広がり」

①水回り位置について

2階リビングの場合、1階に洗面所・浴室を設けると家事動線があまりよくないため水回りは2階にまとめることをおススメいたします。ただ、その場合リビングの広さが確保できない場合もありますので検討する必要があります。
お客様のライフスタイルによっては2階に水回りをまとめなくても家事動線を意識したプランにすることは可能です。

また、2階リビングになることで老後が心配・・・という方もいらっしゃると思います。
対策としては将来ホームエレベーターなどの設置が可能なように事前に計画しておく。という案もございます。

▼2階水回りのメリット・デメリット
リフォームで1階から2階に浴室・お風呂を移動できる?水回りの位置それぞれのメリット・デメリットと工事内容について

②子どもとのコミュニケーションについて

2階リビングですと お子さんが帰宅した場合、そのまま自分の部屋へ入ってしまい様子が分からないなどの懸念点があります。
対策としては、2階に子供部屋を設けたり、リビングに繋がる吹き抜けなどをつくることで孤立してしまわないような工夫が必要です。

③家具の搬入について

お引越し時の家具・家電搬入は階段を利用しますので追加で金額がかかる場合がございます。また、搬入経路など予め確認しておきましょう!
2階は掃き出し窓などをつくる場合が多いため、どうしても難しい場合は家電・家具を吊って搬入することも可能です。

まとめ。自分たちのライフスタイルに合っているかどうかが大事!

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家の中でおそらく一番長い時間、家族とともにするリビング。

すべての人に2階リビングをおすすめします・・・!
ということではなく、
お客様のライフスタイルや土地や住環境などから 住まい手に合うリビングの形がございます。
また、子育て期間・老後の心配などライフシーンを切り取って注視することも大切ですが、50年・60年・70年と長いスパンで豊かな生活ができるような計画が必要です。

リビングをきっかけに あたたかく居心地よい家族の時間を過ごせる空間づくりのお手伝いができれば大変嬉しく思います。

ご検討中の方はぜひ、ご相談ください。
それでは本日もご覧いただき ありがとうございました!

2階リビングの新築を紹介したルームツアー動画もご参考ください!

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