こんにちは。リノベーションプランナーの遠藤です。
今回の記事のテーマは「和室リノベ」。
和室にいると自然と心が穏やかになって安らぎますよね。
いつもは洋室で過ごしているけど、旅館などに泊まった時にすごく疲れが取れた!なんていう経験がある方も多いのではないでしょうか?
最近はライフスタイルの変化もあり、和室はあえて設けない!という選択肢も増えてきていますが、和室は色んな用途に使える万能な空間。
友達や家族が遊びに来た時のお泊りスペースとしても便利ですし、柔らかい畳は転んでも安全なのでお子さまのお遊びスペースとしてもおすすめです。
リフォーム・リノベーションでつくる和室は、従来の和室の形やデザインに囚われずライフスタイルやお好きなインテリアに合わせられるのが醍醐味。
多種多様な和室のカタチをリノベのポイントと合わせてご紹介させて頂きます!
目次
和室リフォーム・リノベーションにかかる費用
まず初めに、和室リフォームにかかる一般的な費用をご紹介します。
畳替え:約11万円~25万円
襖の張り替え(3枚):5~10年程度 約1万5000円~9万円
障子の張り替え(2枚):約6000円~8000円
天井(ラミネート合板)張り替え:約15万円~20万円
壁(ビニールクロス):約4万円~5万円
※費用は材料費・工事費込み
※一般的な費用相場です。夢工房の費用とは異なりますこと、ご注意ください。
参考:https://suumo.jp/remodel/soba/rk_washitsu/#middleheading01
ポイント① 和室の使い方を考える
和室リノベの時にまず決めておきたいのは和室の使い方。
例えば、リビングと一体化させてちょっとした憩いのスペースにする、客間にする、ゆくゆくはお子さまのお部屋にしたい…など和室の使い方を決めておくのがポイントです。
使い方のご希望によって、どのくらいの広さをとるか、襖やドアをつけるか、収納や押入れをつくるか、などのプランが決まってゆきます。
客間&団らんスペースとして
上の写真はもともと和室だったお部屋を客間兼団らんのスペースとしてリノベしたときのもの。もとの和室の形をほとんどそのまま残して内装をリノベーションしました。
襖を開けていれば、リビングとのつながりがある空間になります。
襖にはウィリアム・モリスの壁紙を貼って、閉めていても印象的なインテリアになりました。
施工事例をもっと詳しく見る Case.66 Multi Culture ~Zen~
間取りとしては一般的な和室ですが、内装を変えるだけでも個性的でお洒落にリノベすることが出来ます。
ポイント② デザインを考える
和室の用途と合わせて、どのようなデザインにするのかを決めるのも大切なポイントです。
お部屋の中心に和室を持ってくる場合には、お部屋全体の雰囲気に合わせたデザインにすると◎。
ヘリなし畳×アクセントクロス×室内窓で北欧風なかわいい和室に
今回は例として、以前リノベさせて頂いたお住まいの北欧風でかわいらしい和室をご紹介させて頂きたいと思います。
上の写真のお住まいのリノベーションは全体的に北欧風でパステル調なかわいらしいインテリアだったので、そこに合うような和室デザインにしました。
畳はヘリなしの半帖畳にして、色もやわらかな風合いの黄色にこだわりました。
この畳はい草ではなく、樹脂製のもの。樹脂製の畳はカラーバリエーションが豊富で様々なインテリアに合わせやすいです。
また、樹脂製の畳は水に強いので清掃性が良く、ダニやカビが発生しにくいというメリットもあります。い草のあのいい匂いはしないのですが、デザイン性やお手入れ性を重視される方にはおすすめの素材です。
壁紙にもブルーグレーのアクセントを入れることでより北欧感が増しました。
こちらの和室の一番のポイントは正面に見える格子デザインの室内窓。
和室に室内窓って、ちょっと珍しいですよね。
この室内窓の向こう側は書斎になっていて、和室で遊ぶお子さまの様子が仕事をしながら見られるようになっています。
施工事例をもっと詳しく見る Case.78 大人の配色
和室の仕切りは洋風なドアにしようかどうしようかとお客さまと一緒に長いこと迷っていたのですが、最終的に「ワーロン障子」に決まりました!
ワーロン障子は樹脂製の素材で一般的な和紙の障子よりも破れにくいのが特徴。
障子のデザインは正方形の格子型にすることで和風になりすぎず、お部屋の雰囲気にとてもよく似合いました。
畳の形や色、建具や棚などによって、様々な雰囲気を作り出せる和室のデザイン。奥深いです。
和室リフォーム・リノベーションの施工事例をピックアップしてご紹介
ここからは施工事例をピックアップしてご紹介させて頂きます。
和室リノベのご参考になりましたら幸いです…!
和モダンな大人の空間
施工事例をもっと詳しく見る 「大人の暮らし」
クラシックな和の雰囲気が素敵な事例。
リビングからフラットにつながっている和室はロールスクリーンでシンプルに仕切られています。
節が多く和の印象が強い杉のフローリングは畳との相性が抜群。
また、こちらのお住まいには和室の他に小上りスペースも。
ご趣味のインドネシア楽器を収納するスペースとして、また読書をするなど一息つけるスペースとしてもご活用。
小上りの和室は季節の飾り物や来客用のお布団など、「普段あまり使わないけど大きくて収納しにくいもの」をしまうのにもとても便利なので、収納にお悩みの方にはおすすめです。
畳スペースをちょこっと設ける
施工事例をもっと詳しく見る 「幸せのカタチ」
フローリングの真ん中に畳を埋め込んだ事例。
埋め込むことでより空間に馴染んでシンプルな印象になります。
畳スペースの隣にアーチ開口が設けられていたり、和室入口の上にも長方形の開口が設けられていて可愛らしい抜け感があります。
襖のグレーの色味も綺麗です。
まとめ。ライフスタイルやインテリアに合わせた和室リノベを
施工事例をもっと詳しく見る 白く、明るく
ゆったりと寛ぐことのできる和室、おうち時間の増えた今の時代にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?和室にワークスペースを設けて、リラックスしてリモートワークをするのも良いですね…!
使い方もインテリアも自分好みにカスタマイズできる和室リノベ。
ぜひぜひご検討してみてください♩
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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