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やっぱり落ち着く「和室」のうんちく①畳の種類・敷き方編

リノベーションコラム「やっぱり落ち着く「和室」のうんちく①畳の種類・敷き方編」

こんにちは。リノベーションアドバイザーの中田です。
本日は、和室のうんちくを語らせていただきたいと思います!
和室は突き詰めるととても奥が深いので、今回は「畳編」とさせていただきます。
住まいづくりで和室や畳コーナーを取り入れたいとお考えの方はぜひ参考にして頂けたら幸いです!

畳の敷き方

畳の敷き方にルールがあるのはご存知ですか?
いくつか代表的なルールをご紹介します。

「祝儀敷き」と「不祝儀敷き」

祝儀敷と不祝儀敷

まず、畳の敷き方は大きく、祝儀敷きと不祝儀敷きの2つに分類されます。
一般家庭では祝儀敷きと呼ばれる敷き方をするのが通常です。祝儀敷きとは、畳の合わせ目を十字にしないという敷き方です。
反対に、不祝儀敷きとは合わせ目が十字になるような畳の敷き方です。

漢字からなんとなく想像ができるかと思いますが、お葬式など縁起の悪い時に不祝儀敷きをします。
寺院や旅館の大広間などでこの敷き方をされていることが多いです。
寺院は分かるけど旅館の大広間はなぜ??と思いますよね。
実は旅館の方は、表替えをする時などに向きが揃っていると作業がしやすいからということなんです。
合理的ですよね。

床の間と入り口に対して平行に敷く

床の間と入口

床の間がある部屋では、必ず床の間と平行に畳を敷いた後で、他の畳を敷いていきます。
床の間は上座になるため、「畳のへりが上座の前にあることが失礼だから」とされています。
また、入り口から入る時に畳の目が進行方向になるようにするため、入り口と畳は平行に敷くようにします。

左回りの「卍敷き」も縁起が悪い?

卍とお茶室

四畳半の畳の敷き方には気をつけなければなりません。
左回りに畳を敷くことは「卍敷き」と呼ばれ、昔の切腹部屋の敷き方で、
切腹する人を真ん中に置き、終わった後には真ん中の畳だけ取り替えれば良いとされていました。
恐ろしいですね。。
ちなみに、右回りで敷くのは「お茶室」の敷き方となります。

皆さんのお家の畳が、どんな敷き方になっているか、是非見てみてください!

畳の種類

やっぱり落ち着く「和室」のうんちく①畳の種類・敷き方編 写真1

施工事例をもっと詳しく見る> 「幸せのカタチ」

最近は「和室は要らないけど畳は欲しい」という方が増えています。
夢工房でも、小上がりや和の空間を施行させていただくことがたくさんあります。

最近では半畳のへりなし畳もよく見かけますね。
へりがないことでスッキリとした印象になりますので、現代の一般的なお住まいでも自然に取り入れることが出来ます。

ブラックやピンクなど、カラフルな色の畳を見たことがありますか?
本物のい草の畳ではなく、樹脂製のカラフルなリノベーション畳もあります。
グリーンのリノベーション畳で、見た目は本物そっくりな商品もあります。

樹脂製なので、本物よりもお手入れがとても簡単です。
飲み物などをこぼしてもサッと拭くだけです。
小さなお子様やペットがいらっしゃるおうちでは特に、リノベーション畳を選定される方が多いです。

ただ、本物の畳のように香りがしないという点はありますので、畳の香りが好き!という方には、い草の畳をおすすめしています。

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施工事例をもっと詳しく見る> 「テラスが主役」

へり有り・へり無しの畳の表替え

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ひとつだけ注意したいのが表替えです。
既存の畳を表替えする際にへりも新しいものに交換出来るのですが、へり有り→へり無しの交換は出来ません。
理由は、既存のヘリの厚みが無くなることで、隙間が出来てしまうからです。
ヘリ無しにされたい場合は、新規で作成することになりますのでご注意ください。

畳を取り入れたリノベーションの施工事例3選

夢工房でも畳を使った「和」の空間を設計・施工させていただいております。
今回はその中から3つご紹介させていただきます。

1.小上がりのあるおうち

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施工事例をもっと詳しく見る> 「みんな、いっしょ」

小上がりはちょこんと座ったり、ゴロゴロしたり、畳の下を収納スペースにしたりと様々な使い方が出来るので、とても人気となっております。

2.畳の床下を利用して収納力アップ

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施工事例をもっと詳しく見る> 「白く、明るく」

やっぱり落ち着く「和室」のうんちく①畳の種類・敷き方編6

収納も上の施工事例のように「畳を上げて」使えるようにするのか、「引き出し式」にするのか、お客様ひとりひとりに合わせて作らせていただいております。

3.多様なテイストを取り入れてより愛着のある空間に

やっぱり落ち着く「和室」のうんちく①畳の種類・敷き方編7
やっぱり落ち着く「和室」のうんちく①畳の種類・敷き方編8

施工事例をもっと詳しく見る> 「愛着あるものだけを」

アジアンテイスト、アンティークなインテリアが似合うお部屋の一角に、畳スペースを取り入れた施工事例です。
さまざまなテイストとの組み合わせを楽しむことができるのも、リノベーションの良いところですね。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。
日本らしい「和」の空間はだんだん減ってきているように思えるこの頃ですが、やはり畳は落ち着きますよね。
ぜひ皆さんも、畳スペースをお住まいのどこかに取り入れてみてはいかがでしょうか?

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ユメノヒ編集部・WRITER

設計デザイナー

中田 NAKADA

スキー・スノーボード

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