気温も上がりすっかり春ですね。
今年こそはお花見やレジャーなど季節のイベントを思う存分楽しみたいなと思う今日この頃です。
さて、本日は前回の解体編に続き、F様邸の戸建てのリフォーム・リノベーションの完工レポート編です!
写真も合わせてこだわりのリフォームをご紹介させていただきます。
今回は1Fを中心とした古民家風のリノベーションをさせていただきました。
間仕切りの壁やドアを最低限まで取り除き、広々と、かつ住みやすい空間を生かした間取りになっております。
随所にみられる古民家アレンジが見どころです!
目次
“古民家風リフォーム!木材と黒檀色の塗装で雰囲気づくり
さっそくメインの1Fリビング・ダイニングのご紹介です!以前のお部屋と雰囲気の違いは歴然ですね。
天井には格子を回し、リビングとダイニングの間には化粧梁を設置いたしました。
化粧梁も既存の梁を再利用しており、ところどころ経年変化のいい味を出しております。
柱や梁は既存のままだとささくれが危なかったり、印字が入っていたりするので、研磨して補修し、黒檀の色で塗装をしております。
黒檀の塗装で空間を落ち着かせつつも、床のフローリングは無塗装のまま木の色と質感を残し、暗すぎず居心地のいい空間が出来上がりました。
キッチンの扉にはお引き渡し後お客様でシートを貼り雰囲気を合わせるとのことでした。
杉のフローリングは年月が経つにつれて焼けていき飴色に変化していきますので、張りたての淡い色も素敵ですが、フローリングの経年変化もじっくりと楽しめそうですね!
前回の解体編でご紹介していた完成予想のパースと同じアングルからパシャリ。
(お打ち合わせの中で変更の箇所もありました)
こだわりの造作家具たち!オリジナル仕様で使い勝手もばっちり!
今回の工事では随所に造作の家具を作成いたしました。
造作家具の魅力はお客様のご要望に合わせたぴったりサイズ!ぴったり仕様!
F様邸では、タモの集成材を使い木の質感を残しました。黒檀塗装とも杉のフローリングとも相性抜群ですね。
ひと際目を引く壁一面の収納!
リビング突き当たりの壁には床から天井まで、壁いっぱいの作り付け棚を作成しました!
1Fの収納を十分に補ってくれそうですね。可愛く本や置物を飾ったり、細かなものはカゴにしまって収納したり。
掃除機を収納する場所、レコーダーを収納する場所、など、用途に合わせて桝の大きさを調整しました。
また、窓下のカウンターとなる板は端から端まで1枚板で通していたり、固定箇所が表に出てこないように組まれていたり、シンプルながら職人さんの腕が光る一品です。
キッチンのカップボードも造作!
同じくタモの集成材でキッチンのカップボードも作成しました!
ゴミ箱やレンジなどが下に収納できるよう、内側はこんな感じ。コンセントも内側に完備されています。
F様が使っている家電のサイズや何をどのように収納するかもお打ち合わせしながら計画していきました。
ゆっくりお茶でもいかが?濡れ縁も造作!
日当たりの良い掃き出し窓の外に濡れ縁を作りたいとのご相談が。しかし外はこの傾斜。既製品をそのまま取りつけるのは難しそうですね、、、
じゃあ作ろう!ということで、今回は腐りにくい薬剤が注入されている杉の木を使って傾斜に合わせて作成!
天面を横方向に貼るとウッドデッキに近くなりますが、F様邸のように縦に貼ることで一気に和な感じがでますね。本来の濡れ縁はもう少し一本一本の木の幅細いのですが、長く座っているとお尻が痛くなってしまうので、今回は座り心地を重視して幅は太めに。
こう言ったカスタマイズも造作の特権ですね。
ワークスペースもばっちり完備
在宅ワークが増えつつある今日この頃、ワークスペースが欲しい方も増えているのではないでしょうか?
F様邸では、本棚に囲まれたワークスペースも完備されています。めちゃくちゃ集中できそうです。
そのほか、キッチンの吊り戸やカウンターもタモの集成材で造り付けにしました。
既存階段をリメイク!憧れのスケルトン階段へ
解体編でもご説明しておりました、階段のリメイクについて。完成がこちら!
F様邸では、少しでも部屋を広々と見せるため、既存の階段の蹴込を抜き、スケルトン階段へと作り替えました。
階段の作り方によっては難しい場合もあるのですが、とってもうまくいきました!
階段脇の壁も取り払い杉の木で落下防止の手すりをつけました。
この手すりがまた雰囲気を出していますね。
階段下にもコート掛けを取付け、デッドスペースをうまく利用するため、階段に沿って斜めについています。
こちらも丸棒にダボを取付け、黒檀に塗装した造作の小物です。とってもおしゃれ。
階段下にはお客様が骨董品屋さんで購入した格子を取り付けました。格子と格子の間には冷蔵庫を置く予定。
2Fは既存を生かしながらの内装リフォーム!
1Fは既存の面影に比べてかなり雰囲気の変わった改装でしたが、2Fは内装の張替え中心のリフォームです。
床は杉のフローリング、壁天井は珪藻土で仕上げました。F様邸のクロスの壁は子供部屋のアクセントクロス一面のみ。可愛い黄色に合わせて収納建具の扉も塗装しました。
お嬢さん2人が部屋を分けられるようライトは二つ、真ん中にはロールスクリーンを取り付けています。
こちらは廊下に設置した手洗い器です。露出配管やブロンズの蛇口もキュートです。
まとめ
F様邸の一戸建て・古民家風リノベーションいかがだったでしょうか!
今回は写真多めでお届致しました。少しでもリフォームをお考えの皆様の参考になりましたら幸いです。
珪藻土や杉のフローリングを一面に張り、ほとんどの窓にインナーサッシも設置しておりますので、1年を通して気持ちよくお過ごしいただけるのではないかと思います。
夢工房の施工事例には明るい!あたたかい!といった印象のものが多いのですが、特定のプラン(商材はこの中から選んでくださいなどの縛り)がないので、どんなテイストでもご相談いただけます。
理想のお住まいづくりのお手伝いができましたら幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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