こんにちは。設計の唐澤です。
しばらく自粛が続いたことで、周囲では家の整理整頓の時間が増えたという声をよく耳にします。
という私は、なかなか手をつけられないでおります…。
個人的にはこの間ホームベーカリーと大量の小麦粉を購入したので、おうち時間を使ってパン作りに励みたいと思います。。!
さて本日のテーマは「収納空間」についてです。
今回はメーカーのセット収納ではなく、造作収納のパターンをご紹介させて頂きます。
よく提案させて頂くパターンから少しアレンジした収納パターンまで、イメージパースでご紹介させて頂きます。
目次
1.玄関・パントリー・キッチンのウォークスルー
こちらは新築の時にご提案が多い収納パターンです。(なかなかな夢のプランではありますが…。)
玄関にパントリーとキッチンを隣接することで、
買ってきた食材たちをすぐ貯蔵することができますし、冷蔵庫へしまうこともできます。
今の時期は特に、外から持ち帰ったものをキッチン・ダイニングテーブルには置きたくないですよね。
帰ってきてエコバックをどこに置こうか毎日迷ってしまう私は、何か専用スペースが欲しいな、と日々悩んでおります。。
そこでお手軽な方法がこのパターンです。(こちらは実際の施工事例です!)
マンションのリノベーションにも省スペースでお手軽に設置できます。私もとても欲しいです。。
2.シューズクローク・土間収納
シューズクロークは憧れですね。
こちらも新築・戸建てのご提案で多いパターンです。
こちらは来客用とプライベートをやんわりと仕切っています。(扉で仕切るのも良いです。)
またマンションでも最近は玄関の隣に3帖程の土間収納をご要望頂くケースが増えたように思います。
収納だけでなくちょこっとした手洗いカウンターを置いたり、
お子様の三輪車、室内に持ち込みたくないものなど一斉に納められます。
その分リビングや寝室に心の余裕が生まれますね。。♪
「北側は寒いためお部屋以外にしたい…」という方にもお薦めです。
併せて室内窓を設置しますと、お家全体をまるごと換気できますのでこちらもお薦めです。
3.造作の洗面化粧台+洗濯機収納
夢工房では造作の洗面化粧台をよく採用頂いております。
最近は「メーカーの特注カウンター+造作のオープン収納」の組み合わせが多いです。
最大のメリットは《ボウルとカウンターが一体でお掃除性が抜群》ということです。
下は無垢の木とすることで、機能性と自然素材のバランスが丁度よいのが採用される理由でしょうか。
洗濯機の上は可動棚として洗剤やストック品を、浴室入り口近くにはタオルや衣類を収納できるスペースがあると良いですね。
4.キッチン造作カウンター
カップボード代わりの造作カウンターをイメージしました。
食器に埃が入るのを避けたい方もいらっしゃいますので、勿論その際は引出し付きの造作家具も承っております。
・可動棚
・ダストボックス用のオープンスペース
・炊飯器用のスライドレール
などお手持ちの家電サイズに併せてお造りいたします。
(※リフォームでは既存の床の僅かな不陸に左右されやすいため、新築よりも工夫が必要になる場合があります。。!)
5.家族みんなで使うロッカー
こちらは子育て世代の方々からのご要望が多い収納パターンです。
お子様ですと、ランドセル・勉強道具・給食袋・習い事の道具など。
ご夫婦ですと、携帯の充電・時計・鞄・コート・書類・折畳み傘などなど・
まとめておくと便利なロッカー風収納です。
お部屋を行き来する回数も減りますし、毎日使うものの置く場所が決まっていると、心が整いますよね。
ダイニングテーブルで勉強をしているお子様にロッカーへ仮置きしてもらえると、
夕飯の支度もスムーズです。
6.ワークスペース
リビングにいながらちょっとした作業のできる収納スペースのご紹介です。
テレビは見えないけれどリビングで作業したい時にお薦めします。
リビングにいながら1人で落ち着ける場所って意外にないので、とても大事だと思います。
下はカウンターとして、上部は可動棚としております。
リビングに書類を仕舞いたいというご要望をよく頂くので、丁度よいスペースかと思います。
スペースが無い場合はCase.2のパターンと兼用しても良いと思います。
まとめ。暮らしの数だけ収納もいろいろ。生活や使い方などに合った収納計画が大事です
以上、様々なお部屋の収納パターンをご紹介させて頂きました。
お部屋に合わせた造作収納だと、
〇お好きな家具・家電にサイズを合わせることができる
〇自然素材をふんだんに使用できる
〇アクセントクロスなどで遊びが広がる
〇おしゃれなアクセサリ類との相性が良い
など沢山のメリットがあります。
今回はイメージパースでのお伝えでしたが、弊社の施工事例にも収納パターンが沢山載っておりますのでぜひご参考くださいませ。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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